メニュー

月経異常

正常な月経とは

基礎体温の測り方

基礎体温は朝起きてから横になったまますぐに測るようにしましょう。また、できる限り毎日同じ時間帯に測ることが望ましいです。体温は口の中(特に舌の裏)で測るとより正確な値になります。

基礎体温のパターン

基礎体温には、低温期と高温期があります。生理開始から約14日間は低温期で、排卵日付近で体温が下がり、排卵が終わると体温が上がり高温期になります。

月経周期の異常

①月経不順 排卵がある場合治療は不要です。排卵がない場合検査と治療が必要です。
②月経が止まった(無月経)
 急激な体重減少、ダイエット、ストレスや環境の変化、その他ホルモン異常で月経が止まることが多いです。検査、治療が必要です。

体重減少性無月経

急激な体重の減少、元の体重の10%以上の体重減少は月経が止まる原因になります。
とくに思春期の女性の場合体重減少が続くと月経が止まり、子宮や骨に影響を与えます。早期の検査、治療が必要です。

③思春期発来初経の異常
 初経の平均年齢は12歳です。乳房発育と陰毛発育が開始してから月経が始まります。
 高校生になるまで月経が始まらない場合、婦人科と相談して下さい。

月経持続期間の異常

①月経持続が長い、出血が止まらない
 女性ホルモンのリズムがみだれることで起きていることが多いです。
 過多月経などで貧血がある場合は治療が必要です。
 子宮体がんや子宮内膜ポリープの可能性がありますので子宮がん検査をお勧めします。

②月経持続が短い
 加齢により月経が短くなることがあります。不正出血の場合は定期的な子宮がん検診をお勧めします。

月経周期に伴うからだとこころの不調

①月経困難症
 月経中にあらわれる強い下腹部痛や腰痛などの不快な症状が「月経困難症」です。月経のある女性の約30%にみられ、子宮内膜で作られる痛みの物質(プロスタグランジンなど)により子宮が収縮するために腹痛がおきたり、全身に作用して頭痛、吐き気、下痢などの症状が引きおこされます。子宮筋腫や子宮内膜症などの病気が原因となっている場合もありますので、症状がひどくなったときはガマンしないで早めに医師に相談しましょう。

②月経前症候群(PMS)
 月経の黄体期におこる不快な症状がPMS(月経前症候群)です。PMSは月経の始まる3~10日前頃からおこり、月経の開始とともに軽減または消えるのが特徴です。症状はお腹や乳房の張り・痛みのようなカラダの症状から、イライラや憂うつなど精神的な不調があらわれることもあります。PMSと比べてより症状が重く、とくに精神的な症状が強いのが、PMDD(月経前不快気分障害)です。PMSに悩む女性の3~5%がPMDDとみられ、強い不安や抑うつ感、怒り、悲しみ、絶望感、緊張感などがあらわれます。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME