ピル外来
当クリニックではこのたびピル外来を開設いたしました。このピル外来ではOC(低用量ピル)処方だけでなく、OCに関するさまざまな疑問、不安などのご相談も受け付けております。
初めての方へ
ピルは薬局で買うことはできません。医師の処方箋が必要です。初めて低用量ピルの処方を受けられる方につきましては、初診料と低用量ピル1シートで約4,500円(消費税含)となります。
低用量ピル処方までの流れ
- 受付でOC(低用量ピル)希望の旨を教えてください。
- 問診表(よろしければ下記から問診表を印刷の上、記入してお持ち下さい。)
- 問診のあと、必要に応じて検査が行われます。(内診は必要としません)
- 低用量ピルの処方を致します。
- 一ヶ月服用して副作用がないかチェックします。特に問題が無ければ最大3ヶ月処方いたします。
【注意事項】
- 3ヶ月に1回は医師と面談が必要です。
- 1年に1回は婦人科検診を受けましょう。
再診の場合 ピルシート 3,000円
低用量ピルを正しく活用すれば、避妊できます。
あなたにパートナーがいて、いま妊娠をのぞまないのなら、低用量ピルを選んでみてはいかがでしょうか? なぜなら、低用量ピルは現在日本で使える避妊法の中で最も確実で安全性の高い方法だからです。 低用量ピルは主に排卵をおさえて妊娠をふせぎます。
低用量ピルに含まれる2つの女性ホルモン、卵胞ホルモンと黄体ホルモンが脳下垂体にはたらきかけて卵胞を成熟させるホルモンの分泌をおさえます。 そのために卵胞は成熟せず、排卵がおこらなくなるのです。
【低用量ピルの種類】
- 21錠タイプと28錠タイプの2種類があります。
- 21錠タイプ:21日間服用後、7日間の休薬期間(薬を飲まない日)があります。
- 28錠タイプ:最後の7錠がホルモンの全く入っていない錠剤(プラセボ錠)で毎日飲むことを習慣付けるものです。
低用量ピルの作用機序
低用量ピルは排卵を抑える以外にも複数のブロックで確実な避妊効果を示します。
低用量ピルを正しく活用すれば、避妊できます。
低用量ピルの飲み方はとても簡単です。でも毎日飲み忘れないことが重要です。1日1錠ずつ、毎日だいたい同じ時間に飲むだけです。 ⇒それでも飲み忘れが心配な方へ OC(低用量ピル)リマインダーサービス(OCリマインダーサービスはOC(低用量ピル)を服用されている方を対象に、飲み忘れを防ぐために3ヶ月間毎日、ご指定の時間に「OCタイム」を、お知らせするものです。)
http://www.femalelife.jp/ (draft)
低用量ピルの副作用について
低用量ピル=副作用というイメージをもっていませんか?もしあなたがそうなら、それはホルモン量が多かった発売初期(40年ぐらい前)のことです。最近の低用量ピルは当時の数十分の一とホルモン量が少ないので、副作用もおこりにくく太ったりすることもほとんどありません。
【低用量ピルの主な副作用】
- 吐き気
- 頭痛
- 不正出血
- 倦怠感
- 乳房がはる
避妊のほかに低用量ピルには副効果があります。
低用量ピルは避妊のほかに、副効用といわれる女性のからだによい作用があることが知られてます。 毎月の月経につらい思いをしていた人ほど、月経痛や貧血からも解放され、びっくりするほどの変化を経験することもあるようです。
【低用量ピルの副効用】
- 月経周期が規則正しくなる
- 月経痛が少なくなる
- 貧血が改善される
- 低用量ピルの副効用
- ニキビ・多毛症が改善される
- 長期服用すると卵巣癌・子宮体癌・乳房良性疾患が少なくなる
ピルの処方
ピル(低用量ピル)は、女性が妊娠をコントロールするために服用する避妊薬です。
医師の指導のもと、きちんと服用することで非常に高い確率で避妊をすることができます。また、服用をやめることで妊娠をすることができます。
副作用について
ピルは、個人差がありますが、副作用がでることがあります
- 体重の増加
- むくみ
- 偏頭痛
- 吐き気
- 嘔吐
- 性欲の減退
- いらいらする
など
避妊以外の効用について
ピルは妊娠のコントロール以外にも下記の効用があるとされています。
- 生理痛の軽減
- 生理周期の安定
- 子宮内膜症の予防
- 子宮体がん、卵巣がんのリスク軽減
また、上記のほかにも、にきびの治療などの美容的な効用があるともいわれています。
上記のような効用については、医師の指導のもと、適切な処方が求められますので、必ずご相談のうえ、服用していただくようお願いいたします。